令和6年井上毅先生顕彰祭・梧陰祭
本日は熊本県護国神社英霊顕彰会館にて井上毅先生顕彰祭「梧陰祭」を斎行致しました。
その前に必由館高校に建立されている井上毅先生誕生地碑の前で本日梧陰祭を斎行させていただくことを奉告し、教育勅語を奉唱致しました。
梧陰祭では吟詠コンクールで日本一になった女子高生・山中七海さんに井上毅先生作の漢詩「偶感」を吟詠していただきました。
山中七海さんの吟詠は本当に素晴らしく、梧陰祭終了後に「彼女の吟詠は本当によかった。感動した」と参列者の方から絶賛の声をいただきました。
また、今年は東京から8名の方にご参列いただき、井上毅先生は熊本の偉人であり、日本を代表する偉人の一人であると改めて強く思いました。
東京からご参列いただいた皇室研究会顧問・村田春樹さんの来賓挨拶では「熊本は第二の故郷」と言っていただき、また、井上毅先生以外にも神風連や蓮田善明先生等尊皇の志の厚い先人にも言及してもらえたことを大変嬉しく思いました。
県外にも熊本の偉人に注目されている方がいらっしゃることは私にとっても励みとなります。
次に挨拶をしてくださった山中惣一郎熊本市議は幕末・維新が好きで、吉田松陰先生や高杉晋作先生、坂本龍馬先生といった有名な方々の活躍は知っていたものの熊本の偉人については全く知らず、しかし今年の元田永孚先生顕彰祭に参列し、熊本にはたくさんの素晴らしい偉人がいたことを知ってすぐに弊会に入会し、これからは郷土の偉人の顕彰活動を精力的に行うことを熱く語ってくれました。
私はその言葉を非常に頼もしく思い、若い市議の純粋な情熱こそが市政に好影響をもたらすはずだと期待させてくれました。
山中市議以外にも私達の活動に共感してくださる議員が少しずつですが増えてきていることもその期待をより膨らませてくれます。
また、今回は県知事からも祭電をいただきました。
県知事からの祭電は元田永孚先生顕彰祭を含めても初めてのことで、県にも私達の活動を知ってもらえたことは実に重要で、いつかは県知事にもご参列いただければと思います。
講演では私が井上毅先生の文部大臣時代の功績について話を致しました。
井上毅先生は歴史を学ぶこと、国学を学ぶことを何よりも重要だと考えていました。
そのため歴史の授業時間を増やし、國學院を設立し、生徒が日本人としての心の幹を太くするよう努めました。
「教育によって国を強くすることも弱くすることもできる。富ませることも貧しくすることもできる。だからこそ教育が何より重要なのだ」
井上毅先生はその信念のもと、国を強くするために子供達に自国の歴史を学ばせました。
自国の歴史を学ぶことで愛国心が心に染み渡り、軍人にしろ、工業・商業・農業に従事するにしろ、国の発展に大きく寄与すると考えたからです。
その結果、軍事力は格段に増強し、経済力も大きく増し、他国が脅威に思うほど日本は大きく発展しました。
国の命運は教育によって決定します。
最近日本のGDPがドイツに抜かれて世界3位から世界4位に転落したという報道がありました。
この原因は経済政策にあるのでしょうか。
それとも教育政策にあるのでしょうか。
原因がどこにあるのか、それを知ろうと思えば歴史を学ぶことです。
未来を作るためには過去を知らなければいけません。
過去を知るということは歴史を学ぶということです。
歴史を学ばず、海外の事例だけで政策を行えば必ず誤ります。それは歴史が実証しています。
私達が学ぶべき歴史とは何なのか、それを井上毅先生をはじめ郷土の偉人から学んでいただければ進むべき未来が見えてくる、私はそう確信しております。
来年は井上毅先生がお亡くなりになって130年、今年は県知事選真っ只中のため参列できなかった方も多くいらっしゃいましたが、来年は多くの方々にご参列いただければ幸甚です。
肥後の偉人顕彰会 会長 永田 誠










