令和5年元田永孚先生顕彰祭
元田永孚先生のご命日当日である1月22日、熊本県護国神社顕彰会館にて元田永孚先生顕彰祭を斎行致しました。
元田永孚先生は今から205年前に現在のサクラマチクマモトがある場所でお生まれになり、藩校・時習館で横井小楠先生達と学び熊本藩に仕え、維新後は宮中に出仕して明治天皇の侍講(教育係)を20年もお務めになり、君徳の培養に尽力なされました。
威風堂々とした風貌ながら性格は温厚で、明治天皇から父のように愛されました。
周囲からも「明治第一の功臣」と評価され、同郷の井上毅先生と共に教育勅語を起草して教育の根本を明らかにされました。
その功績により元田永孚先生の名前は当時は全国に轟いていましたが、残念ながら現在では郷土・熊本でさえその名前を知る人は多くはありません。
しかしこうやって毎年顕彰祭を斎行することで元田永孚先生の知名度が少しでも向上し、その功績や精神を知り、学び、受け継ぐ人が現れることを祈って続けております。
今回は東京から評論家の江崎道朗先生にもご参列いただき、また元田永孚先生の遠縁のご子孫である元田暁輝先生にもご参列いただきました。
他にも4月の統一地方選に立候補予定の方にも数名ご参列いただき、郷土の偉人のご遺徳を共に偲ぶことができました。
政治を志す者こそ先人の精神を学ぶべきだと私は思っておりますので、熊本県知事や熊本市長をはじめ県内の多くの政治家が参列なされることを望んでおります。
講演では当会副会長の宮崎泰樹君が平成生まれの視点で元田永孚先生について語ってもらいました。
若い世代が郷土の偉人に関心を持ち、当時の社会問題と現代の社会問題を重ね合わせて考察することは非常に重要なことです。
宮崎君にはこれからも若い世代に対して郷土の偉人の功績や魅力を発信してもらえればと思っております。
宮崎君の講演の後には当会理事の河崎由紀夫氏より青山霊園に建立されている元田永孚先生頌徳碑の碑文の素読を行ってもらいました。
素読とは「本の文字をそのまま声に出して読む方法」で、江戸時代の寺子屋で活用されていた学習方法です。
前頭葉で解釈するのではなく直接脳髄に叩き込む、それには素読が一番ということで河崎氏指導のもと
頌徳碑に書かれた碑文を参列者全員で素読し、元田永孚先生のご遺徳を皆で偲びました。
今年は参列者も多く、元田永孚先生もきっとお喜びになられたことと思います。
3月12日(日)には元田永孚先生と並ぶ郷土の偉人・井上毅先生の顕彰祭を斎行致しますので、こちらにも多くの方々にご参列いただければ幸甚です。
肥後の偉人顕彰会会長 永田誠


