January 2022
令和4年元田永孚先生顕彰祭
元田永孚先生のご命日である1月22日に熊本県護国神社にて令和4年元田永孚先生顕彰祭を斎行致しました。明治天皇の侍講(教育係)を20年間お務めになられ、教育勅語をはじめ欧米流の知識を偏重する風潮を正すために仁義忠孝を本とした徳育の普及に尽力なされた元田永孚先生は郷土の偉人です。顕彰祭には約30名の方々にご参列いただき、元田永孚先生のご遺徳を偲びました。まずは顕彰祭に先立ち、和歌の形式をふまえて国歌を2回斉唱し、慰霊顕彰祭では敬愛吟道会会長の中村城岳先生に楠帯刀の歌を吟詠していただきました。この楠帯刀の歌は楠木正成の子・正行を讃えた元田永孚先生の自作の漢詩であり、明治10年11月21日の観菊の御宴で明治天皇にご披露なされた漢詩です。元田先生はこの日はのどの調子がすぐれませんでしたが、元田先生の詩吟をお聞きになった明治天皇は「菊は来年も見られるが元田の声は来年はどうなるか分からない。朕は菊よりも元田の詩吟を愛するぞ」とおっしゃられたそうです。元田先生の詩吟をお聞きになられた明治天皇は大変にご満足なお顔をされたいたそうで、その場にいた方々は「今夜のように陛下のご機嫌のうるわしいことを拝した日はない」と申されていたそうです。明治天皇もお聴きになられた元田永孚先生自作の漢詩を中村城岳先生に吟詠していただけたことは本当に嬉しく、大いに感謝致しました。講演では諸熊明彦先生に「元田永孚先生と現在の道徳教育」という演題でお話いただき、元田永孚先生についての学びをより深めることができました。元田永孚先生が明らかになされた教育の根本は現代にも根付いています。顕彰祭やその他の顕彰活動を通じて元田永孚先生のご功績をもっと多くの方々に知っていただけるようこれからも微力ではありますが尽くしていく所存です。ご参列してくださった皆様、本日は本当にありがとうございました。 肥後の偉人顕彰会会長 永田誠
