井上毅先生慰霊顕彰会
3月17日に肥後の偉人顕彰会で井上毅先生慰霊顕彰会を開催しました。井上先生は熊本市坪井生まれ、大日本帝国憲法や教育勅語の起草などの多岐にわたる活躍から「明治国家形成のグランドデザイナー」と呼ばれる偉人です。顕彰会当日は、熊本市立必由館高校内にある井上毅先生誕生地碑の前で国旗を掲げて参加者全員で教育勅語を奉唱し、井上毅先生に感謝と哀悼の誠を捧げさせていただきました。慰霊顕彰会終了後、校内にある肥後熊本藩家老・米田家の庭園・採釣園と米田家旧邸を見学。米田家旧邸は熊本地震の際に倒壊し、未だそのままの状態でした。その後、場所を桜山神社に移し、神風連記念館を見学した後に社務所にて永田誠副会長が井上毅先生のご功績について講演。大日本帝国憲法や教育勅語の起草などの功績について説明したほか、信念を曲げられずに難局を乗り切ってこられたエピソードも交えながら紹介しました。毎年続けることで規模を拡大し、井上毅先生のご功績とその精神を多くの方々に伝えていければと思っておりますので、皆様もご協力のほど何卒よろしくお願いします。
肥後の偉人のゆかりの地を巡る
肥後の偉人顕彰会では10月21日に、偉人ゆかりの地を巡るツアーを企画しました。まずは、熊本市西区の花園墓地にある肥後国学の祖と言われる国学者・高本紫溟と長瀬真幸のお墓を見学。その後、中央区の熊本市立必由館高校の敷地内にある大日本帝国憲法や教育勅語の起草に尽力した井上毅の誕生地碑や、中央区の朝日野総合病院ちかくにある木下韡村のお墓も訪問しました。最後に中央区新屋敷にある教育勅語の起草に注力した元田永孚の旧宅碑や中央区大江の徳富記念館を訪れ終了しました。いずれも「こんなところにあったのか」という驚きと、整備、清掃されていない場所などもあり、「どうにかしないといけない」という思いが湧きあがってきました。特に元田永孚の旧宅碑は新屋敷のコインパーキング内にあり、外から旧宅碑があることが分からないばかりか、熊本地震の影響で石碑は横倒しになったままの状態でした。肥後の偉人顕彰会では、来年3月に井上毅の命日に合わせ、慰霊祭と講演会を予定しています。今後も活動を続けていきますので、皆さまのご支援ご協力お願いいたします。
